幼少期から
“人を驚かせるもの”を作りたかった

知能・情報技術研究部

永井 一薫

SECTION
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ビックデータから新たな価値を生む

今、世の中では、人工知能をはじめとする、情報処理技術の進歩が、あらゆる分野に大きな影響を及ぼしています。その中で私の所属する部では、自動車の安全、快適の為に、本当に必要な技術は何か、見極めを行いながら、新しい付加価値や、サービス創出の可能性を探っていくための研究を行っています。

私が現在取り組んでいるのは、世間で注目されているビッグデータの活用です。矢崎がトップシェアを誇るデジタルタコグラフ、ドライブレコーダーなどの計装機器からの情報は、集約すると膨大な量になります。こういった情報をクラウドサーバーに集約し様々な処理を行うことで、運転手の安全・快適の向上につながる、新たなサービスや価値の創出について研究しています。例えば、運転中に得られた情報に対し、人工知能の一つである深層学習を用いた解析を行い、潜んでいる危険を検知することで事故予防を行うなど、安全面での活用が可能です。並行して、実際の大量データをどのように蓄え、処理することが最も効率が良いのか、といった技術基盤のプロトタイプ構築も行っています。

SECTION
02

幼少期から“人を驚かせるもの”を作りたかった

子供の頃からものを作ることが好きで、夢は発明家になることでした。高度な技術というよりは、“そういうやり方もあったんだ”という面白い応用の仕方やアイデアで勝負することが好きで、人を驚かせるものを作りたいと思っていました。それは今も同じかもしれません。

大学時代は3DのCGソフトを使い、白い円柱に影を付けたときに、被験者にとって最も立体的に見えるパターンあるいは見えないパターンの捉え方を記号化し、3Dディスプレイに活かすという研究をメーカーと共同で行いました。研究に取り組む中で、無機質に結果が出て終わりではなく、人がどう捉えているかを評価する感性評価に高い関心を持ちました。それは、ユーザー目線として、現在の業務に通じていると思います。人とモノを結ぶ、知能・情報技術研究部は、成熟したエンジニアの少ない先端の技術領域にも挑戦しており、新しい知識を多く吸収できる若い人には、やりがいのあるジャンルです。

SECTION
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“アドベンチャー・スクール”で好きな音楽に1年間取り組む

矢崎に就職する際に魅力を感じたことの一つに、アドベンチャー・スクールという制度があります。入社前の1年間で内定状態のまま海外研修に参加できる制度です。会社の決めたカリキュラムは一切なく、自分が必要と思ったことを勉強できる点が特長です。決まったスキルを磨くのではなく、若者の感性や可能性を大事にする矢崎ならではの制度だと思います。私は海外ではなく、大阪と東京に半年ずつ滞在し、作曲を学びました。基本的にはゲストハウスに寝泊しており、そこを訪れる外国人をはじめ、音楽を通して多くの出会いがありました。そのまま就職していたら、絶対に知り合えなかった友人が何人もできました。興味のあった音楽に取り組み多くの友人と出会えたこの1年間は、本当に貴重な体験でした。

SECTION
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若者が期待され、活躍できる場があります

仕事の一番の醍醐味は、自分の分からないことに対して、「なぜだろう?」を突き詰めることにあると思います。研究テーマがどのようなものであっても、必ず、「もっといい結果が出せそうな気がする」「こんな方法を試したら、どんな結果になるだろう?」「ここが良く分からない」など、気になることが次々と出てきます。そういう疑問や心の引っかかりを逐一メモしておき、検証や調査によって何らかの答えを出していきます。すると、「分からなかった自分」から、「分かる自分」に確実に成長できる実感があり、そこが大きなやりがいとなります。この一連の流れを続けることで、研究においても不思議と良い成果に結びついていることがあります。

矢崎は成長したいと頑張る若者を育てようとしてくれる、懐の深い会社です。受けたいセミナーへの参加や、大学教授と共同研究を行うなど、外部とのつながりも多く作ることができます。「これからこの会社を変えていってほしい」と面接でも言われたほど“若者が期待されている会社”です。特にICT(Information and Communication Technology)の分野は、若い人が活躍できる機会が多く、自信のない部分はより深く学べる環境もあります。

入社日
2014年3月21日
略歴
大学時代の専攻 人間の立体感知覚に対する陰影情報の影響
入社後:富士工場研修1年、C++を使った画像処理約2年、クラウドを用いた人工知能の研究約5か月
これまでの主要業務:ドライバー視線追従技術の精度、ロバスト性、処理速度の向上
出身地
静岡県
研究領域
ICT応用技術、ヒューマンマシンインターフェース、情報処理
座右の銘
気になることは片っ端から試す。気になることは全部やる