研究者として試作から解析まで
一貫して携われる喜び

ナノマテリアル研究部

權田 秀雄

SECTION
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W/H軽量化のために、材料に新たな特性を発現させる研究

材料を構成する因子をナノレベルで制御する、ナノサイズの材料を用いてバルク材の各種特性を向上・発現させる研究をしています。一般的に知られている法則や経験則などでは実現不可能な特性を導き出すことで、例えばW/H(ワイヤーハーネス)の細線化・軽量化が可能となり、自動車の燃費向上に大きく貢献できます。具体的には、電線に使われる金属は強度を上げると導電率は下がるという、一般的に知られた変化傾向があります。これまで、強度または導電率のどちらかを犠牲にしなければならなかったものを、両方の特性を向上させてしまおうという研究を5年ほど前から始めています。今は、従来の材料設計では達成できない領域の特性を出すためのブレークスルー技術を必死に考え、研究しています。

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研究者として試作から解析まで一貫して携われる喜び

他の研究所では試作、評価、解析とそれぞれ分業になっているケースが多いですが、当研究所では試作から評価解析まで、一人の研究者が一貫して携わります。よって、狙いの材料特性が向上したときには大きな達成感があります。多くの最新分析機器を自分で動かすことが出来るため、様々な経験ができることは研究者として嬉しいですし、またそこから新たなアイディアも生まれてきます。現在、研究所として重要なテーマに携わらせて頂いていることは、プレッシャーでもありますが、その分やりがいを感じます。

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カナダ・トロントで子供たちと遊んでTOEIC300点アップ!

就職を考えたときに最初に目を引かれたのが、矢崎の「アドベンチャー・スクール」という、内定状態のまま1年間海外留学ができる制度です。海外に行ってみたいという思いもあり、矢崎にエントリーシートを送り、最初に内定をいただきました。会長の「家族に誇れる会社になりたい」という言葉も魅力的でした。

留学先はカナダのトロントで、募金を集めて寄付することでエントリーできるチャリティーマラソンへの参加や、両親が仕事をしている子供が放課後に集うアフター・スクールで、子供たちとサッカーを楽しむなど、多くの出会いがありました。ブラジル、メキシコ、韓国など10カ国ほどの学生が集まるホストファミリーの家に滞在していたのですが、私以外の学生は語学学校に通っているのに対し、私は、ホストファミリーの手伝いをしたり、公園等で地元の人と交流したりしていました。そのため、他の学生たちから「お前は何をやっているのだ」と聞かれ、「会社がお金を出してくれて留学している」というと、口々に「いい会社だね」と言ってくれました。海外留学の成果としては、気負わずに誰とでも話せる度胸が付きました。拙かった英語力も、TOEICの点数が300点アップしました。

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様々な人と出会える会社

矢崎はサマーキャンプ、オール矢崎(スポーツ大会)といったイベントも盛んで、様々な人と出会える会社です。私が参加したサマーキャンプ in ジャパンは、海外の矢崎グループで働く従業員の子供たちを日本へ招き、矢崎の工場見学や日本の文化施設の訪問等を通して、自国との違いの理解や参加各国メンバーとの異文化交流を図るイベントです。私も数年前、メキシコ人の子供たちを鎌倉、東京などに案内しました。業務に支障がなければ、できる限り参加したいと思っています。

研究面では、井の中の蛙にならないように、大学など外部の人と積極的に関わり、仕事をしています。共同研究などにも積極的なため、大学教授などから様々な意見を頂き、新たな発想を生み出すことが出来たりします。また、学会で発表することもできるため、外部からの評価も得やすい環境だと思います。

入社日
2008年3月31日
略歴
大学の専攻
高分子合成、研究テーマ:リビングアニオン重合を用いたPS-b-PAAの合成
主要業務
電線被覆材の耐屈曲性に関する研究、高導電性金属材料の研究
出身地
静岡県
研究領域
ナノテク・材料基盤技術
座右の銘
自己評価ではなく他者評価(他者に評価されてこそ価値がある)
重圧を感じるとき
課題を解決するためのアイディアが浮かばないときや、そのアイディアを実行しても効果がなかったとき
重圧から解放されるとき
実験がうまくいったとき